ある民家再生工事を例に、その流れをご紹介します

 
 

 
 

001 着工前の様子

萱葺きの民家に昭和中ごろ家電ショップを増築してあり
もともとの母屋を途中から切断してしまってあった。

まずは手前の建物を全解体するところから始まる。

   
 

002 母屋調査

母屋の天井 床をはがし柱の根元部分の腐食具合、高さ関係、梁の組み方
などを調査。

   
   
 

003 既存材の撤去

機械での解体の前に既存利用する材料を丁寧に取り外す。
   
 

004 解体風景

既存の梁等を取り外したのち、コンクリート 木屑など細かいものまで
丁寧に除去。

(既存梁の取り外しに奮闘中のため、状況写真の撮り忘れ)
   
   
 

005 既存梁の洗浄風景

既存梁を丁寧に薬品洗浄
   
 

006 洗浄作業(全景)

100年以上民家を支え続けた梁は、延べ38本そのうち26本を
洗い残す事に。
   
 

007 既存梁

角材を桟に自然乾燥 
   
 

008 既存材

洗浄後 使用可能な長さと 材種を明記
驚きましたが、今回の建物の梁はケヤキ クリが多かったです。

   
 

009 基礎石

母屋に使ってあった、基礎の礎石
外構工事に再利用

   
 

010 敷地全景

整地後、新たな建物の地縄を張る。

冬越しをしたバリケートは、雪の重さで曲がってます。
雪の多さを改めて認識

   
 

011 丁張り

大工さんと丁張りを架ける。
   
 

012 基礎工事

奥の土蔵は昨年、外壁と中の床の貼替えを済ませてあり、
母屋工事の時の休憩所兼宿泊所として利用

   
 

013 基礎工事2

布基礎のベース打設後、立上りの型枠を搬入した状況。
   
   
 

014 設備配管

給水給湯の配管状況

   
 

015 基礎工事3

防湿のための土間シート敷き状況
   
 

016 刻み作業1

加工所では、いよいよ刻みが始まります。
既存の梁
   
 

017 刻み作業2

今回の建物に使う檜の柱120角
   
 

018 刻み作業3

古材の梁を仮組みをして束のヒカリ作業しています。
   
 

019 刻み作業4

大黒柱 管柱 加工状況
   
 

020 建て方

土台を敷いて、いよいよ建て方

   
 

021 建て方2

管柱が建つ

   
 

022 建て方3

桁、梁が架かりました。
   
 

023 建て方4

古材梁、大黒柱、差鴨居の納まり。
大工の腕の見せどころ。

   
 

024 建て方5

隅木を架ける。

   
 

025 建て方6

隅木に垂木を架ける。
   
   
   
 

026 建て方7

母屋の棟ができ、野地板を貼りながら雨の養生。
   
 

027 建て方8

母屋に併設された車庫の屋根作業。

 

   
 

028 屋根工事

屋根の防水下地(ルーフィング)張り。
   
   
 

029 屋根工事2

車庫の屋根葺き工事。
     
 

030 造作材搬入

加工済の造作材(鴨居 敷居 廻縁など)を搬入。

   
 

031 アルミサッシ搬入

アルミサッシの枠 障子の搬入。
   
 

032 床工事

床の大引き 鋼製束の状況
奥は和室の荒床まで進んでます。
   
 

033 天井工事

車庫の天井下地を組んでいる状況。
   
 

034 建材の搬入状況

壁に使う断熱材搬入。
   
 

035 床貼り状況

居間の断熱 床板貼り状況。
   
 

036 下地作業

古材の梁上に壁下地を組んだ状況。
   
 

037 梁組み

仮組みをした通りに古材の梁が組まれています。
   
 

038 電気工事

天井や壁を貼る前に、電気の配線を。
   
 

039 玄関の外観

玄関の鴨居が入り、アルミサッシもつきました。

 

   
 

040 設備工事

床上に給水 排水の配管がされました。
奥にユニットバスが据わっています。
   
 

041 造作作業

和室の床の間に、解体前にとっておいた床柱を
床框 として再利用。
   
 

042 断熱工事

居間の天井裏に羊毛断熱材を敷き詰めた状況。
   
 

043 ボード貼り

居間の天井を貼った状況

 

   
 

044 造作作業2

キッチン廻りのカウンターと大工さんによるキッチンの組み立て。
   
 

045 大工完了

大工さんが終わりこれから、仕上げに入ります。
   
 

046 塗装工事

車庫のパテ作業
   
 

047 塗装工事2

木部の塗装作業
昔ながらの紅殼(べんがら)を柿渋で溶いて塗装。
檜の柱は吸込みが悪く、なかなかむずかしい。

 

   
 

048 左官工事

外壁の下塗りを済ませた状況。
   
 

049 左官工事2

下塗りの上に中塗り作業。
   
 

050 左官作業3

漆喰塗り 鏝でゆっくりと丁寧に仕上げます。
   
 

051 左官工事4

内部の色付けが終わり、内部の左官作業。
   
 

052 塗装工事3

車庫の塗装作業が終了。
   
 

053 塗装作業4

内部の左官作業(珪藻土塗り)が終わり、仕上げの油塗り。
   
 

054 玄関土間

既存の敷石を並べたところ。
   
 

055 玄関ポーチ

モルタルに色粉を入れて土間の雰囲気に仕上げる。(凍害の心配があるため)
   
 

056 玄関土間2

天井 壁 木部ともに仕上がって、これから床を仕上げます。

   
 

057 台所

キッチン前のタイル貼りを終え、天井の仕上げを残すのみ。
   
 

058 塗装作業5

外壁の下見板の塗装仕上げ。
   
 

059 建具工事

畳が入り、建具の建込み作業
   
 

060 建具工事2

作業所で塗装 障子も貼って、現場では建込む作業のみ。
   
 

061 網戸の建込み

下見板が塗れてません。順番が違いますね。
   
 

062 クリーニング

照明器具も付いて、最後のクリーニング
   
 

063 外構工事

北側では融雪のための池造り。
   
 

064 施主様 お引越し

神戸から木島平まで6時間かけて到着
美しく生まれ変わった民家に皆さんの笑みがこぼれます。
   
 

065 施主様 お引越し2

広々した南のお庭を見て感激。
春になったら、畑を作る予定。
   
 

066 竣工写真

南側の玄関廻り
   
 

067 竣工写真

北側の池の石積み

   
 

068 竣工写真

前面道路より全景
   
   
 

069 竣工写真

東側より花壇 奥に母屋
   
   
 

070 竣工写真

和室 床の間を見る。

   
 

071 竣工写真

和室より居間を見る。

   
 

072 竣工写真

台所を見る
   
 

073 竣工写真

玄関より居間を見る。
   
 

074 竣工写真

式台から玄関 作業場(陶芸)を見る。
冬は居間との境の建具をはずして、薪ストーブの炎を見ながらくつろぐとのこと。